西濃運輸は3月1日、愛知県豊川市に「豊川物流倉庫」を拡張し、全面建て替えてオープンした。
＜豊川物流倉庫＞
物流施設への顧客需要に対応するため、従来の保管施設を全面建て替えしたもので、床面積を約7倍に拡張している。輸送拠点である豊川支店と同じ敷地内にあり、特積み機能を活かした物流施設として顧客のニーズに合わせた高付加価値サービスを提供する。
地面と倉庫内の床がフラットな「低床倉庫」であるため、重量物の運搬や大型機材の出し入れに長けており、フォークリフトやハンドリフトを使用したスムーズな運搬が可能。
1階に46.4mのバースを設置したことにより、12台のトラックが同時に接岸可能であり、貨物用エレベーターも完備しているため、2階・3階への迅速な荷役作業も可能。さらに天井が高い設計で、パレット積みやラック収納で大量保管・広いスペースの活用が可能など様々なメリットがある。
豊川市は愛知県東部の主要工業地域の一つで、自動車関連産業や製造業が集積した地域であり、倉庫は自動車部品メーカー、電子部品工場、食品加工工場、建築資材メーカー、鋼材卸売業者などで取り扱われる重量物や大型機材の保管に適する物流倉庫となっている。
商品の保管のみならず、入出庫から保管、在庫管理、庫内作業（流通加工）、輸配送をワンストップで提供できるため、ストレスフリーなロジスティクスの実現をサポートすることも可能だ。
交通の面では東名高速道路「豊川I.C」から約1kmの距離に立地するため、地理的強みにより、関東・関西方面ともに優れたリードタイムでの輸送が可能。さらに豊橋港から30㎞に位置しているため海外輸送との連携も可能となっている。
■概要
名称：豊川物流倉庫
所在地：愛知県豊川市本野々原3-85
構造：S造 地上3階建
敷地面積：2万6330.26m2（7964.90坪）
延床面積：9180.71m2（2777.16坪）
倉庫面積：8384.28m2（2536.24坪）
