物流現場のDX化に取り組むDayBridgeは6月5日、手作業を進化させ完全自動化につなげることをコンセプトに開発した多機能物流システム「HACOS(ハコス)」について、新たにピックカートを発売予定だと発表した。
HACOSは、作業指示と進捗を一元管理し、誰でも同じ精度で業務をこなせるようにした仕組み。
仕分け、ピック、検品などの作業で「どこに置くか」「何を取るか」といった確認や判断にかかる時間、無駄な動きを削減し、ミスを防ぐ。
多機能デバイス「hamie(ハミー)」はオリコンに掛けるだけで使え、光と音による直感的なナビゲーションで作業をサポートする。クラウドとの連携により、作業指示や履歴の確認とリアルタイム管理ができる。
またピック作業をデジタル化する「ピックカート」、RFID技術を活用してリアルタイム検品を実現する「RFID検品台」と連携させると、より柔軟な運用ができる。
紙や口頭による指示、手作業中心のオペレーションを一気に変えるには、自動倉庫やロボティクスの導入など、特に中小規模の現場ではハードルが高い。既存のオリコンや作業台に設置でき、今の業務環境で無理なく始められる改善策として製品化したものだという。
■Webサイト
https://hacos.cloud/
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