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大和ハウス工業、JR貨物/千葉市美浜区で11万m2のマルチテナント型物流施設を竣工

2025年09月18日/物流施設

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大和ハウス工業とJR貨物が千葉市美浜区で開発していた大型マルチテナント型物流施設「DPL千葉レールゲート」が9月16日、竣工した。

<施設外観>20250918daiwa01 - 大和ハウス工業、JR貨物/千葉市美浜区で11万m2のマルチテナント型物流施設を竣工

共同事業としては、札幌貨物ターミナル駅構内に立地する「DPL札幌レールゲート」に続く第2弾。施設は地上4階建て、延床面積は11万3916.11m2で、千葉の湾岸エリアに位置する。

<広域地図(左)と、詳細地図>20250918daiwa04 - 大和ハウス工業、JR貨物/千葉市美浜区で11万m2のマルチテナント型物流施設を竣工

交通面では、京葉道路「穴川IC」から約3.5km、東関東自動車道「湾岸千葉IC」から約5km。首都高速都心環状線や首都高速中央環状線、東京外かく環状道路(外環道)、首都圏中央自動車道路(圏央道)の首都圏三環状道路にもアクセスしやすく、利便性が高い。

常磐自動車道、東北自動車道などにつながる複数の幹線道路にもアクセスが良いため、広域配送に適している。

貨物鉄道輸送の全国ネットワークにアクセスできる京葉臨海鉄道臨海線「千葉貨物駅」から約9kmという立地もポイント。

貨物取扱量が全国2位で、国際拠点港湾に指定されている千葉港の新港地区に位置することに加え、「成田国際空港」からは車で約40分と、陸・海・空路の物流インフラが充実し、国内だけでなく海外輸送の拠点ともなる。

設備面では、トラックが各階に直接乗り入れられるダブルランプウェイを採用した。上りと下りの動線を分離することでトラック同士の交差や渋滞を発生しにくくし、スムーズに出入庫できる。

また、1フロアにつき58台分のトラックバースを備えたほか、トラックの入場予約システムやオンラインチェックインシステムを利用できるようにし、荷待ち時間の短縮や入出庫業務の効率化を図る。

<左から保育施設、カフェテリア、トラックドライバー休憩室>20250918daiwa05 - 大和ハウス工業、JR貨物/千葉市美浜区で11万m2のマルチテナント型物流施設を竣工

施設は最大12テナントが入居できるよう、事務所を設置した区画や必要面積に応じて選べる区画も用意するなど、多様なニーズに応えられるようにしている。

従業員の働き方改革支援の一環で、最大14人を受け入れられる保育施設を設置。鉄道輸送で実際に使用していたJR貨物の「12フィートコンテナ」を設置したカフェテリアや無人コンビニエンスストア、トラックドライバー向け休憩室なども設けた。

主にEC事業者や小売業者など、事業開始までの期間を短くしたい企業の入居を想定しているという。

このほか、屋上に太陽光発電システム(3304kW)を設置。BELSの最高ランク6つ星と「ZEB」を取得するなど、環境負荷の低減にも配慮した。

■施設概要
名称:DPL千葉レールゲート
所在地:千葉県千葉市美浜区新港32-11 他
交通:京葉道路「穴川IC」より約3.5km、東関東自動車道「湾岸千葉IC」より約5km
敷地面積:4万8539.02m2(1万4683.05坪)
建築面積:2万9122.75m2(8809.63坪)
延床面積:11万3916.11m2(3万4459.62坪)
賃貸面積:8万8701.01m2(2万6832.05坪)最大12テナント、1区画の面積5071.5m2から入居可能
構造・規模:鉄骨造・耐震構造・地上4階建て
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主:千葉貨物施設開発特定目的会社(大和ハウス工業100%出資特定目的会社)
設計・施工:淺沼組
着工日:2024年4月1日
竣工日:2025年9月16日

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