サプライチェーンマネジメント(SCM)ソリューションを提供するザイオネックスと、3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)事業を運営するNTTロジスコは1月25日、業務提携に向けて基本合意したと発表した。
ザイオネックスが提供するT3SmartSCM(ティーキューブ スマートエスシーエム)はSCPに必要な機能を9つのモジュールに分けて提供しており、高い拡張性と必要なモジュールのみを選択して利用することができる経済性を備えている。
また様々な業界での豊富な実績に基づき複雑なサプライチェーンモデルに対応できると共に、需要予測では従来の統計的な手法に加えAIを活用するなど新しい技術を導入している。
NTTロジスコは、NTTグループ企業の通信資材について需要予測に基づき適切な発注を行い在庫を最小化する発注業務で培ったノウハウをベースに、NTTグループ以外の企業に在庫最適化ソリューションを提供してきた。その知見と「物流現場を持つ強み」を活かし、「T3SmartSCM」をベースとした中堅企業向けサプライチェーンプランニング領域におけるソリューションの開発及びマーケティング、顧客への提供を共同で実施する。
T3SmartSCMは、需要予測・販売計画・在庫補充計画・供給計画などのSCPに必要なほぼすべての機能を9つのモジュールに分けて、年間サブスクリプションで提供している。顧客の課題に応じて必要な機能だけを組み合わせ利用することで、少ないコストでSCMを始めることができる。
また、表示列や行のパーソナライズ機能のほか、予測因子や計画パラメータをマスタでコントロールすることにより、ほぼコーディング無しで顧客ごとの要件に対応する。
これにより、早期に実機を使って顧客自身が評価することが可能となりプロジェクト期間が短縮できるとともに、本番稼働の時期も早められることが期待される。
NTTロジスコ/店舗間の在庫移動を支援するソリューション提供開始