横浜市港湾局は3月25日、横浜港南本牧ふ頭MC4コンテナターミナルが4月1日に本格供用を開始すると発表した。
横浜港の主力ふ頭の一つである南本牧ふ頭では、アジア諸港でのコンテナ取扱量の急増、スケールメリットを追求するためのコンテナ船のさらなる大型化や、船社間のアライアンスの再編等により寄港地の絞り込みが進展している中、大型船の入港や増加する貨物に対応するため、我が国最大唯一となる水深18mの耐震強化岸壁を備えたコンテナターミナルの整備を進めてきた。
横浜港南本牧ふ頭MC4コンテナターミナルは、MC3との連続バースとして、世界最大級のコンテナ船に対応できる水深18m、延長900mの国内最大水深を有する高規格コンテナターミナルとして、2020年8月7日に暫定供用している
このほど、整備中だった新管理棟、新ゲート等が完成し、2021年4月1日よりMC4コンテナターミナルが本格供用を開始する。これにより、MC1~4は水深16~18m、総延長1600mのコンテナターミナルとして、施設全体の一体利用が可能となる。
今後、多方面の航路の船舶が船型やスケジュール等に応じて、施設全体を柔軟に利用できる画期的な運用が実現することで、高規格な施設能力を最大限に発揮でき、更なる基幹航路の維持・拡大や国際トランシップ貨物の増加など、我が国経済の国際競争力の強化に貢献するとしている。