三井物産デジタル・アセットマネジメントは10月8日、神戸市東灘区に立地する物流施設「六甲アイランドDC」を投資対象とする私募ファンドのアセットマネジメント業務を開始した。
同社は、デジタル技術を活用して資産運用のさまざまな非効率を解決することで、不動産・インフラ等の実物資産への投資機会の提供と、アセットマネジメント業務のDX実現を目指している。
この度、証券会社・運用会社としてのライセンス登録に加えて、10月1日付で正式に金融商品取引業者として営業を開始し、不動産ファンド1号案件として「六甲アイランドDC」を投資対象とする私募ファンドの運用を開始した。
「六甲アイランドDC」は、三井物産と大手外食チェーンの緊密な取引関係に基づき開発された専用設計の物流拠点で、同社の関西地区約600店舗の事業継続に必要不可欠な重要機能を担っている。
自動立体倉庫システムを導入し、3温度帯(冷凍・冷蔵・常温)の物流効率を徹底的に追求している最新鋭の物流DC(ディストリビューション・センター)で、数多くの食品、物流企業が拠点を構える六甲アイランド内に位置し、京阪神エリアを中心に西日本を広域にカバーできる立地となっている。
テナントのHAVIサプライチェーンは米国シカゴに本社を置くグローバルサプライチェーン企業で、顧客である大手外食チェーンの全世界の物流を一元管理している。
なお、「六甲アイランドDC」は三井物産・イデラパートナーズが運用を受託する投資法人みらいと共同保有しており、同社と協働して運用業務のDXを進めていく。
■「六甲アイランドDC」概要
所在地:神戸市東灘区向洋町6-2-12
所有形態:所有権
敷地面積:2万6304.75m2
建ぺい/容積率:60%/200%
用途地域:準工業地域
延床面積:1万4381.16m2
竣工時期:2016年5月6日
用途/構造:倉庫/鉄骨造合金メッキ鋼板ぶき2階建
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