日新は10月8日、国際航空運送協会(IATA)が定める輸送品質基準であるCEIVリチウムイオンバッテリーの認証取得に向け、成田国際空港が主催する「成田空港コミュニティ」に参画したと発表した。
CEIVリチウムバッテリー認証(The Center of Excellence for Independent Validators in Lithium Batteries)とは、IATAが策定した特殊航空貨物の国際品質認証。厳正な基準のもと、危険品に分類されるリチウムイオンバッテリーの輸送・保管について、高い安全性と優れた品質で提供されていることを認証する制度だ。
今後2035年には、EV車載用リチウムバッテリーの世界市場が2020年と比べ8.5倍に増加するという予測があるほか、電子機器、Eコマース貨物などでリチウムバッテリーが組み込まれた製品の航空輸送が増加しているため、この認証への注目が集まりつつある。
日新はこの状況から、コミュニティへの参画と、日本初となる成田空港コミュニティとしての認証取得を目指す。
西鉄/危険物の航空輸送品質認証へ 成田空港のコミュニティ参画
JAL/リチウム電池の輸送認証に向けて成田空港コミュニティに参画
三井倉庫エクスプレス/成田空港コミュニティに参画 認証取得目指す