NIPPON EXPRESSホールディングスが5月13日に発表した2025年12月期第1四半期決算によると、売上高6452億8000万円(前年同期比4.5%増)、営業利益114億1600万円(234.0%増)、税引前利益71億1800万円(71.7%増)、親会社に帰属する当期純利益12億4800万円(60.7%増)となった。
前年同四半期に比べて、Simon Hegele社グループを新たに連結の範囲に含めたことや航空貨物、海運貨物が堅調に推移したことに加え、料金改定や事業再編・機能統合による効果等により、増収増益となった。
セグメント別の日本(ロジスティクス)では、海運貨物の取扱いが増加したことに加え、料金改定の効果により、売上高は3124億円(2.3%増)となり、営業利益は74億円(17.2%増)となった。
米州(ロジスティクス)では航空貨物の取扱いは堅調であったものの、自動車配送における前年スポット需要の反動減の影響により、売上高は347億円(6.2%減)となったが、昨年実施した子会社清算の反動増の効果等により、営業利益は17億円(66.7%増)だった。
欧州(ロジスティクス)では航空貨物の取扱いが鉄鋼関連を中心に増加したことに加え、Simon Hegele社グループを新たに連結の範囲に含めたことにより、売上高は1221億円(8.1%増)となったが、航空貨物、海運貨物の利用費上昇等各種コスト増の影響により、営業利益は17億円(43.6%減)となった。
東アジア(ロジスティクス)では航空貨物の取扱いが半導体関連を中心に増加し、売上高は415億円(11.3%増)となり、事業再編・機能統合によるコスト削減効果もあり、営業利益は13億円(204.5%増)だった。
南アジア・オセアニア(ロジスティクス)では航空貨物は半導体関連を中心に増加、海運貨物は自動車やアパレル関連の取扱いが増加し、売上高は381億円(9.8%増)となり、営業利益は11億円(11.2%増)となった。
物流サポート物流では半導体関連の設備工事の獲得や、建設機械、荷役車両の販売が堅調に推移したことにより、売上高は1181億円(9.4%増)となり、営業利益は37億円(55.0%増)だった。
通期は、売上高2兆7000億円(4.7%増)、営業利益800億円(63.0%増)、税引前利益750億円(44.5%増)、親会社に帰属する当期利益550億円(73.3%増)を見込んでいる。
NXHD 決算/12月期、売上高は15.1%増、営業利益は18.3%減