NXホールディングスが2月14日に発表した2024年12月期決算によると、売上高2兆5776億4300万円(前年同期比15.1%増)、営業利益490億7800万円(18.3%減)、税引前利益518億8500万円(15.2%減)、親会社に帰属する当期利益317億3300万円(14.4%減)となった。
セグメント別の日本(ロジスティクス)では、航空貨物、海運貨物の取扱いが増加し、売上高は1兆2620億円(0.4%増)となったが、人件費をはじめとする各種コスト増の影響により、営業利益は405億円(16.6%減)となった。
米州(ロジスティクス)では倉庫配送の取扱いが好調を維持し、売上高は1530億円(1.2%増)となったが、航空貨物、海運貨物の利用費上昇の影響を受け、営業利益は53億円(42.1%減)だった。
欧州(ロジスティクス)では航空貨物は紅海危機による海運貨物からのシフト貨物等もあり取扱いが増加したことに加え、cargo-partner社グループを新たに連結の範囲に含めたことにより、売上高は5017億円(160.4%増)となり、営業利益は112億円(14.1%増)となった。
東アジア(ロジスティクス)では航空貨物、海運貨物の取扱いが半導体関連を中心に増加し、売上高は1739億円(10.3%増)となり、営業利益は45億円(20.4%増)だった。
南アジア・オセアニア(ロジスティクス)では航空貨物の取扱いが半導体関連を中心に増加し、売上高は1576億円(11.9%増)となったが、販売単価の下落の影響を受け、営業利益は54億円(34.5%減)となった。
物流サポート物流では商品部門及び整備製作部門の取扱いの減少等により、売上高は4204億円(1.3%減)となり、営業利益は122億円(11.6%減)だった。
次期は、売上高2兆7000億円(4.7%増)、営業利益800億円(63.0%増)、税引前利益750億円(44.5%増)、親会社に帰属する当期利益550億円(73.3%増)を見込んでいる。
佐川GL/JILS主催プロジェクト協力で物流現場の見学会と発表会実施