東部ネットワークが5月14日に発表した2025年3月期決算によると、売上高103億7000万円(前年同期比0.6%増)、営業利益1億8600万円(40.8%減)、経常利益2億5000万円(37.8%減)、親会社に帰属する当期利益1億500万円(33.9%増)となった。
セグメント別では、貨物自動車運送事業の売上高は、関連業務の荷役・保管作業収入を含め、94億7218万7000円(0.8%増)となり、営業利益は1億7087万2000円(前年同期比32.3%減)となった。
飲料輸送およびその他の一般貨物輸送は、2024年問題の労働力不足を背景に各荷主による物流合理化対策が予想以上に進みオーダー量が減少したことに加え、各輸送協力会社においては収益性を優先する流れの中で輸送車両の確保にも苦戦した。
特殊貨物輸送は、子会社である東北三光と魚津運輸の業績は安定的に推移しており、また当期から同社グループに加わったテーエス運輸は収益改革が進むとともに産業用ガス輸送の拡大に大きく寄与した。
3PLは、年間を通してほぼ満床状態で稼働しており、安定的に推移している。トランスポートサービス(配車サービス)は、北陸コカ・コーラ社との連携強化による業務拡大が寄与し増収となったが、他の荷主のオーダーは減少したことで、収益に影響を及ぼした。
次期は、売上高112億4300万円(8.4%増)、営業利益3億8400万円(105.6%増)、経常利益4億5300万円(81.1%増)、親会社に帰属する当期利益2億9800万円(182.1%増)を見込んでいる。
名鉄 決算/運送事業の売上高は32.0%増、営業利益40.0%減