飯野海運は10月8日、グループ会社である船舶管理会社イイノマリンサービス(IMS)と合同で、重大事故を想定した対応訓練を実施した。
「飯野海運が所有・運航し、IMSが船舶管理を行う大型原油タンカーがシンガポール沖を航行中、他の船舶と衝突した」という事故シナリオに基づき、対応訓練を実施した。
訓練では、事故発生直後に本社とIMSにそれぞれ緊急対策本部を設置し、2つの本部をオンラインでつなぎ、社内外の関係者との情報共有および連携体制の確認、社外からの問い合わせ等への対応のシミュレーションを行った。
シンガポール沖での事故という設定から、シンガポール事務所とも連絡を取り、シンガポール当局への報告といった海外現地での対応も確認したという。
飯野海運では、訓練から得られた改善点などをグループ全体で共有し、今後も定期的に訓練を実施して、安全意識・危機対応能力を向上させていくとしている。
商船三井/グループ所有船の海難事故想定した緊急対応訓練を実施
