ダイセー倉庫/2022年から外国人Crewの定期採用を開始、定着率91.3%

2025年12月15日/3PL・物流企業

ダイセー倉庫は12月15日、2022年から外国人Crew(社員・仲間)の定期採用を開始し、これまでに技能実習生を中心に計23名を採用、定着率は91.3%と高い水準を維持していると発表した。

<(左)技能実習生一期生のマインさん (右)グローバル人事担当者牧野さん>
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<外国人Crew社宅でのホームパーティーの様子(左から2人目がマインさん、3人目が牧野さん)>
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取組は、外国人Crewの増加に伴い、2025年7月には専任のグローバル人事担当者(牧野さん)を配置し、採用・育成・生活サポートを一本化した。着任後すぐに入社初期に3週間の集合教育を導入。安全教育・日本語コミュニケーション・基本動作を体系的に学ぶ仕組みを構築し、現場配属後の早期戦力化に寄与している。

生活支援としては、通院・役所手続きの同行、会社契約アパートの提供、定期面談、交流イベントの開催などを行なっている。日本人Crewと外国人Crewのマンツーマン指導体制を徹底することで、日本人Crew側にも傾聴の姿勢が育ち、受け入れ態勢の改善やコミュニケーション力向上にもつながっている。

<フォークリフトを操るマインさん>
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象徴的な事例が、2022年に技能実習1期生として来日したマインさん。来日前は日本語能力試験N5も未取得だったが、就業前・休憩中・終業後に合計4時間の学習を自主的に続け、2025年には最難関のN1に合格。業務面でも、業務経験の幅を広げるため、自ら別センターへの異動を希望し実現するなど、主体的にキャリアを築いている。

技能実習では「工業包装」職種で来日したマインさんだが、今後長く日本で働くために、現行の制度では特定技能「ドライバー」への転換が必要なため、運転免許の取得にも意欲を見せている。

マインさんは「日本人Crewともっとスムーズに話せるようになり、将来は外国人Crewのリーダーとして、みんなを引っ張っていける存在になりたい」と話している。

同社は今後、ベトナムの大学生インターン受け入れも予定しており、採用の多様化を進め、引き続き外国人Crewが長期的に活躍できる環境づくりを進めていく方針だ。

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