名鉄運輸が11月6日に発表した2018年3月期第2四半期決算によると、売上高553億7400万円(前年同期比0.9%増)、営業利益23億3200万円(12.4%減)、経常利益24億2600万円(11.5%減)、当期利益15億6700万円(37.6%減)となった。
物流関連事業での売上高は前年同期比0.8%増の548億6200万円となったものの、売上総利益は燃料費及び人件費の増加により前年同期比4.0%減の48億800万円。
貨物運送関連では、混載事業を中心に、顧客需要を積極的に取り込み、前年同期以上の物量を確保した。
利益確保のため輸送を外部委託からグループ内に取り込む活動や、輸送品質向上のためグループ会社を含め社員への啓発活動を継続的に行った。具体的な施策として、営業力強化のため、新たに各地域へ営業専属の担当者を配置し、東京営業部との連携により新規荷主獲得を進めてきた。
輸送コストに応じた運賃等の条件改定交渉に引き続き取り組んだ。業務面では、日本通運との連携において、配送の受託のほか、施設の共同利用や共同配送を進めるなど、経営資源の効率化及び有効活用を図った。
流通倉庫関連では、飲料メーカーの増産に伴う保管及び輸送需要を取り込んだほか、日用品メーカーなど主要顧客の売上が堅調に推移し前年同期を上回った。
通期は、売上高1110億円(0.2%増)、営業利益44億円(8.9%減)、経常利益44億円(12.5%減)、当期利益26億円(48.2%減)。
センコーGHD 決算/4~6月の売上高6.6%増、営業利益12.3%増