NTTデータは8月23日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業」の一環である「IoT技術を活用した新たなサプライチェーン情報共有システムの開発」の委託先に選定されたと発表した。
実証内容は、2018年度中に貿易情報連携基盤システムの構築と北米やアジア向けコンテナ輸出を対象とした港湾での実証と効果検証を行うことで、電子化されていない事業者を含む貿易手続きに関わる事業者(輸出入者・フォワーダー・通関業・陸運業・ターミナルオペレーター・船会社・銀行・保険等)の生産性向上と輸出リードタイムの短縮に寄与する。
今後、NTTデータは、実証の成果を活用し、官民連携でのグローバルサプライチェーンでの貿易手続きの効率化に向けて、2019年度中の貿易情報連携基盤の社会実装を目指す。
NTTデータでは、2016年に国内初となる貿易分野にブロックチェーン技術を適用した実証実験や、ブロックチェーン技術を活用した貿易情報連携基盤の実現に向けた検討と実証実験を実施するための貿易手続きに関わる事業者である輸出入者・船会社・銀行・保険等の大手企業による貿易コンソーシアムを発足させ活動を行ってきた。
NTTデータ/中小事業者の課題解決へ荷役可視化、中継輸送PFなど構想