DHLは5月17日、輸送効率向上とCO2 排出量削減を推進するため、ヨーロッパ路線の航空貨物機を新型に交換することを発表した。
新型となる航空貨物機は、A300-600型機。前任機と比べ最大積載量が約49トンで、最大5トン多く貨物を輸送することができる。また、20%少ない燃料消費で走行距離は900km増える。さらに、前任期と同じ搭載スペースのため、既存の貨物取扱手順を変更することなく、地上職員の訓練も必要ない。
A300-600型機の最初の導入が6月初旬より開始され、10月にはライプチヒのハブに到着する予定。13期すべてがヨーロッパ路線に導入が終了するのは2013年初頭と予定されている。
なお、DHLは現在92機の航空機がヨーロッパの85の空港で運行しており、全世界では250機の専用機が500の空港を結んでいる。