双日、三菱日立製鉄機械、日立製作所は6月8日、共同でインドのタタ・スチール社より、熱間圧延設備一式を受注したと発表した。
熱間圧延設備は、インド東部コルカタの南西約400kmに位置するオリッサ州グリーンフィールドに建設中の、同社のカリンガナガール製鉄所に向けたもの。
カリンガナガール製鉄所は、原料から製品まで一貫した生産が可能な製鉄所で、受注した設備は、板幅2メートルを超える広幅の熱間圧延設備で、自動車鋼板などの高級鋼板の生産が可能となる。本設備は、年間生産量550万トンで2013年12月末に生産を開始する予定。
■タタ・スチール社の概要
設立:1907年8月26日
操業開始:1911年12月2日 初出銑
本社所在地:インドマハラシュトラ州 ムンバイ
製鉄所所在地:インド ジャハルカンド州 ジャムシェドプール
資本金:96億ルピー (約173億円)
自己資本:4694億ルピー(約8500億円)
株主:タタサンズ (28.51%) ボンベイ株式市場上場
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