川崎汽船は10月3日、2012年3月期第2四半期の通期連結業績予想を修正し、売上高は4980億円(前回との増減率0.4%減)、営業損失190億円、経常損失190億円、当期損失160億円となった。
修正の理由は、第2四半期に、主にコンテナ船事業で夏場のピークシーズンに向けた運賃水準の修復が想定通りに進まず、前回公表時と比較して更なる業績の下振れを予想。
また、保有有価証券の減損による特別損失の計上を予定。下期の業績については、大型船を中心としたドライバルク市況の回復、国内自動車メーカーの輸出台数増を背景とした収支改善を見込む一方で、超円高水準及び主にコンテナ船事業の市況低迷が続き、業績の悪化を予想している、としている。
川崎汽船 決算/4~6月の売上高21.2%増、営業利益58.3%増