日本政策投資銀行(DBJ)は12月16日、トライアルカンパニーに対し「地域元気プログラム」に基づく融資を実施したと発表した。
トライアルカンパニーは自社物流と卸物流を組み合わせ、ノウハウの相互共有等による物流効率化や、販売データをメーカーと共有し共同マーケティングに取り組む等、「クラスター戦略」として関係他社と共同でサプライチェーンの効率化を行うトライアルの取り組みを行っている。
DBJでは、北九州エリアの地場企業による独自の成長戦略として評価したうえで、「地域元気プログラム」の対象として認定し、融資を実施したもの。
「地域元気プログラム」は、地域ごとの強みや潜在力を活かした成長を後押しするDBJ独自の取り組みとして、2010年5月に開始したもの。
九州支店では、「独自の成長戦略を有する地場企業の競争力強化」をテーマのひとつとして、北部九州エリアの企業に対して、情報面・資金面でのサポートに取り組んでいる。
なお、トライアルカンパニーは1992年よりディスカウントストア事業を開始し、徹底したコストカットにより、米ウォルマート流のEDLP(Every Day Low Price)を実現する小売企業。
中国の子会社等に約600名のSEを有し、独自開発したITシステムによるマーケティング・自動発注・在庫管理等に基づく店舗運営の効率化により、「圧倒的な低価格」を実現し、九州を中心に急成長を遂げている。
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