日本トランスシティと住友電装、三菱トヨタ自動車、谷口石油の4社は6月30日、三重県初となる商業用移動式水素ステーションを運営する合弁会社を設立すると発表した。
三重県に本社を置く4社は、三重県での燃料電池車の普及を支援し、環境に優しい地域づくりの一助となるため、水素ステーションを開設することに合意した。
4社出資により合弁会社を設立し、移動式水素ステーションによる水素供給事業を行っていく。水素供給場所は今後整備していくが、当初、三重県四日市市内、津市内に設置する計画。
この事業で、住友電装とトランシィは事業運営管理全般を、三重トヨタは営業・広告宣伝活動を、谷口石油は現場管理を主に担当する。
住友電装と三重トヨタは、水素供給場所を提供する。三重県をはじめとする行政の支援を得ながら、早期の開業に向けて尽力していくとしている。
さらに今後、この合弁会社の設立趣旨に賛同する県内に事業所を置く企業や団体などの協賛・支援を幅広く仰ぎ、「オール三重」の体制を作り上げ、水素ステーションの運営を通じ、燃料電池車の普及に向けて助力していくという。
■合弁会社の概要
商号:みえ水素ステーション合同会社
本店:三重県四日市市浜田町5-28(住友電装本社内)
資本金:1000万円
出資者:住友電装35%、トランシィ35%、三重トヨタ15%、谷口石油15%
代表社員:住友電装トランシィ
事業内容:移動式水素ステーションによる水素供給事業
設立予定日:2015年7月
開業予定日:2016年4月
従業員数:4名(出資者からの出向)
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