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米国/7月度のアジア主要10か国発のTEU実績1.6%増

2015年08月18日/調査・統計

Zepol(ゼポ)は8月10日付で、米国海上コンテナ輸入の7月実績をまとめた。

そアジア主要10か国・地域発のTEU (B/L・Loading Port/母船積地ベース・実入り・FROB含) は、前月の6.4%増(131万TEU)に対して1.6%増の129万TEUだった。1~7月累計では3.6%増となった。

米国向け世界合計 (FROB含)は、中米発(シエア9.4%)が0.7%増、南米発(シェア3.4%)が4.1%増、カナダ発(シェア2.8%)が11.9%減だったが、欧州発(シェア16%)が8.8%増と好調で、アジア発の1.6%増と合わせて2%増(1~7月累計では3.6%増)の198万TEUとなった。

アジア発の約6割を占める中国発は前月の6.3%増から1.3%増、自国分を表す荷受け地ベースは0.9%増へと低めとなった(1~7月累計では2.2%増)。2位の韓国は中国発トランシップ(TS)が増え6か月連続プラスの21.5%増だった。

3位の台湾は前月までの5か月連続プラスの後15.6%減。4位のシンガポールはインドネシア、ベトナムなどからのトランシップ(TS)が増え12か月連続プラスの21.6%増。5位の香港は4か月連続マイナスで14.7%減だった。

7位のベトナムは12か月連続大幅2ケタ台プラスの57.4%増。自国分を表す荷受地ベースでも韓国を上回る2位に定着している。8位のインドは13.8%増で24か月連続のプラスで、9位のタイも27.2%増と連続6か月のプラスだったが、10位のマレーシアは連続6か月のマイナスで44.5%減となった。

6位の日本発(直航分)は5か月連続のマイナスで16.1%の減少(7月累計では11%減)だったが、釜山トランシップ(TS)は5か月連続の2ケタ台の増加だった。

日本発直航分の米国港別の動きは6月に続きロスアンゼルス、タコマが増えてサバンナ、チャールストン、ノーフォークなどは減少した。

アジア発、特に中国発コンテナの西岸回避と東岸・ガルフへのシフトが7月実績でも顕著で、西岸の4.4%減少に対して東岸17.5%、ガルフ12.4%の増加となり、東西のシェアも4.2%が西岸から東岸へシフトしたことが確認された。

問い合わせ
ZepolJapan
南石正和
mnasneki@zepol.jp

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