サンゲツは、IT基盤システムとして、SAPとコンカーのソリューションの導入を決定した。
「SAPS/4HANA」をはじめとした会計、販売、購買、物流の一括導入する。
クラウド、インメモリコンピューティングなどを活用した次世代IT基盤構築やビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)などによる広範な組織改革、システム導入支援をアクセンチュアが担っている。
従来、サンゲツでは、スクラッチ開発した独自システムを基幹業務システムとして利用していたが、近年は、非効率かつ属人的な業務品質、ITメンテナンスコストの増加、業務プロセスの分断による部門間の連携や統合の不備、正確で迅速な情報活用の制約といった点で課題を抱えていた。
今回、これらの課題解決を目的に、全体最適とリアルタイム性を志向した製品コンセプト、ベストプラクティスをベースにした主要な業務プロセスを備えている点、多様な業界や規模の企業での実績などを評価し、SAPのソリューションの採用を決めた。
導入プロジェクトは、9月に開始し、サンゲツは、SAPのマネージドクラウドである「SAPHANA Enterprise Cloud」上で、「SAPS/4HANA」をはじめとしたERPシステムを開発するとともに、経費精算業務クラウドとして「ConcurExpense」の導入を進め、2016年秋以降に本格稼働する予定。
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