大林組、清水建設、JFEエンジニアリング、IHIインフラシステムは11月25日、バングラデシュの道路交通・橋梁省 道路局国道部から「カチプール・メグナ・グムティ第2橋建設工事と既存橋改修事業」を約900億円で受注したと発表した。
工事は、首都ダッカと第2の都市チッタゴン間の国道1号線上に位置するカチプール橋、メグナ橋、グムティ橋の既存3橋を改修し、既存橋に並行して第2橋を新設する工事。幹線道路の輸送能力を増強する。
これらの橋は、両都市を結ぶバングラデシュの人口の3割、GDPの5割を占める経済回廊上に位置し、経済発展に伴う交通量の増加が課題となっていた。
既に想定交通容量を最大で6割上回っており、カチプール橋について既存橋の4車線に4車線を加え8車線化、メグナ橋とグムティ橋について既存橋の2車線に4車線を加え6車線化することで、交通容量の増大を図るとともに、橋脚の洗堀対策や橋梁の耐震対策を含む安全性能を向上させる。
工事は、日本の円借款による政府開発援助(ODA)案件で、バングラデシュ経済全体の活性化に寄与することを目的としている。