新日鉄住金エンジニアリングは4月5日、埼玉県北葛飾郡松伏町において、オリックスより受注した大型物流施設「松伏ロジスティクスセンター」の建設工事に着手したと発表した。
施設は、鉄骨造地上4階建ての耐震構造、延床面積約7万7000m2、鉄骨重量約9000tで、竣工は2019年春頃を予定している。
建設場所は、東京近郊と首都圏を結ぶ国道16号線の内側、東京都心から30㎞圏内に位置し、都内への配送拠点として最適な立地となっている。
新日鉄住金エンジニアリング独自の構造設計ノウハウを活かし、地震エネルギー吸収能力の高い製耐震部材「アンボンドブレース」約230本を最適配置する事で、耐震性能を高めるとともに、グリッド設計による最適スパンとする事で、従来工法より鋼重量を削減している。
鋼構造分野に大きな強みを持つ新日鉄住金エンジニアリングは、大型物流施設を得意領域の一つとして実績を重ねており、この分野での受注実績は直近10年で約220万m2に上る。
引続き、鋼構造エンジニアリング力と鉄の知見を活かした商品・技術の提供を通じ、安心・安全な社会の実現に貢献していくとしている。
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