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PALTAC/サプライチェーン効率化や新物流モデルの確立

2018年05月08日/SCM・経営

PALTACは5月8日、3か年の中期経営計画(2019年3月期から2021年3月期)を策定し、2021年3月期の数値目標を売上高1兆700億円(2018年3月期実績9666億円)、営業利益275億円(230億円)、経常利益300億円(254億円)、販管費率5.19%(5.49%)と発表した。

中期経営計画のビジョンは、「1兆円、その先へ」~ 攻めの投資で流通改革に挑戦 ~。

重点戦略として、サプライチェーン全体の効率化に向けた「利益の再投資」」、新技術とノウハウを融合した「新物流モデルの確立」、「強み」に磨きをかける「品質を伴った生産性の向上」、取引先の課題解決に資する「人材・組織の強化」の4つの柱を挙げている。

このうち、サプライチェーン全体の効率化に向けた「利益の再投資」では、事業で得た利益を、事業基盤強化のために再投資することで持続的成長を果たしていく。

特に事業規模拡大に向けた出荷キャパシティの確保及び労働人口減少や働き方改革に対応するため、生産性向上を実現する「効率の良い物流センター」等への投資を行っていく。

これらにより、高品質の流通サービスを提供することで社会インフラを担う企業としてサプライチェーン全体の効率化に資する取組みを進めていくとしている。

新技術とノウハウを融合した「新物流モデルの確立」では、これまでの卸売業の枠を超えたAI・ロボットなどの最新技術を取入れ、PALTACが持つ物流ノウハウと融合させることで、新しい物流モデルの確立に挑戦する。

自動化やロボット化を推進し、従来比2倍の人員生産性を実現することで労働人口減少に対応するとともに、人への負担軽減や危険作業を回避する「人にやさしい物流」を実現する。

「強み」に磨きをかける「品質を伴った生産性の向上」では、PALTACは、1998年から高品質かつローコストな仕組みを提供できる物流モデル構築に取組んできた。

今後においても新しい物流モデル確立はもとより、既存の物流センター内の改善活動の継続、業務集約及び人材の最適配置などを進め、品質を伴った着実な生産性向上を果たし、将来の環境変化に対応しうる効率の高い事業基盤を構築していく。

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