国際石油開発帝石は7月11日、オーストラリアのイクシスLNGプロジェクトについて、沖合生産施設の生産井からのガス生産を開始する予定で、今年度の上期末に向けて生産物の出荷を開始すると発表した。
オーストラリアにおいて操業主体(オペレーター)としてプロジェクトパートナーとプロジェクの開発作業を進める中、陸上と沖合における全ての主要施設において、生産開始に必要な試運転作業が完了し、最終的な安全確認作業を継続している。
沖合生産施設にて豪州当局と共に、生産開始に向けた電気機器を中心とする検査を行った。
イクシスLNGプロジェクトは、オーストラリア連邦西豪州沖合に位置するイクシスガス・コンデンセート田より産出される天然ガスを、オーストラリア連邦北部準州のダーウィンに建設する陸上ガス液化プラントにて液化し、年間約890万トンのLNGと年間約165万トンのLPGとして生産・出荷すると共に、沖合生産・貯油出荷施設(FPSO)などから日量約10万バレル(ピーク時)のコンデンセートを生産・出荷する計画。
プロジェクトは、40年という長期にわたって稼働が見込まれる世界的にも大規模なLNGプロジェクト。