栗林商船が11月2日に発表した2019年3月期第2四半期決算によると、売上高228億円(前年同期比2.0%減)、営業利益3億9200万円(62.4%減)、経常利益5億600万円(55.8%減)、親会社株主に帰属する四半期利益4億8600万円(51.4%減)となった。
海運事業の内、北海道定期航路では、今年5月末に航路改編を行い、清水への定期航路開設と大阪への増便を開始し、雑貨や商品車両の集荷に積極的に取り込んできたが、燃料油の上昇や、相次いで発生した台風や北海道胆振東部地震の影響で収益は落ち込んだ。
近海航路については市況は回復基調にあるものの収益力はまだ弱い状況が続いているが、三国間定期航路は堅調に推移した。
これらの結果、売上高は215億4400万円(1.3%減)となり、営業費用は前年度に比べて2億700万円増(1.0%増)の212億5500万円で、営業利益は前年度に比べて4億8000万円減少の2億8900万円となった。
通期は、売上高460億円(0.1%増)、営業利益14億円(25.9%減)、経常利益16億円(20.2%減)、親会社株主に帰属する当期利益13億円(15.0%減)を見込んでいる。
伊勢湾海運 決算/4~6月の売上高17.9%減、営業利益62.5%減