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ヨコレイ/名古屋市に2万m2の物流センター竣工

2018年11月15日/物流施設

横浜冷凍(ヨコレイ)は11月15日、名古屋市港区に「名港物流センター」を竣工した。

<名港物流センター>
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センターが位置する名古屋港は、中部地方の産業・生活を支える国際貿易港として1907年に開港。現在は自動車関連貨物を中心に、総取扱貨物量16年連続の全国第1位となっている。また交通アクセスも東名高速道路、東海環状自動車道など主要道路と繋がる伊勢湾岸自動車道が横断する、物流の優れた要衝となっている。

近年、物流基地の分散化や生活スタイルの変化に伴い、物流環境が大きく変化するなか、保管に適した港湾型冷蔵倉庫と流通加工に適した物流型冷蔵倉庫の両方の機能を併せ持つ、港湾物流型冷蔵倉庫の需要が高まっている。

中京圏でも、原料貨物に加え、冷凍食品や半製品等の加工度の高い貨物取扱い量が増えており、港湾物流型物流センターの建設が内外から求められて来た。今回当センターが竣工することで、既存の小牧物流センター、名古屋物流センター、中川物流センターと有機的に連携し、より貨物の特徴にあった保管環境をご提供することで中京圏の低温物流網を拡大する。

設備面では、冷却方法は温度の変化が極めて少なく、貨物の品質維持に最適な自然対流方式(Sittory2)を導入。また、近年問題となっているトラック待機時間解消のため、トラック予約受付システム「Yokorei Truck Reserve System」を導入。さらにフォークリフトによる入出庫作業を円滑にし、庫内作業時間の短縮化と省人化を図る「カーゴナビゲーションシステム」を導入している。

<ヨコレイの吉川会長>
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記念式典では、吉川会長が「近年、輸入貨物の名古屋港揚げが急増するなか、拠点の分散化や保管品質など、物流のおかれている環境が変化している。その変化に耐えることが出来る物流センターが完成した。素晴らしい物流センターを一番いい時に完成することが出来た」と挨拶があった。

■名港物流センターの概要
所在地:愛知県名古屋市港区築地町8
構造:鉄筋コンクリート造4階建
延床面積:2万754m2
敷地面積:1万496m2
冷蔵収容能力
F級2万1420t、C級936t、合計2万2356t
主な設備:自然対流冷却方式(Sittory2)、トラック予約受付システム、電動式移動ラック、カーゴナビゲーションシステム、太陽光発電システム(351kW)、ハイブリッドデシカント陽圧空調システム、BEMS(Building Energy Management System)、全館LED照明

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