菱電商事は12月11日、自動認識技術を活用し、リターナブル容器などRTI(Returnable Transport Items)の動きを可視化するクラウドサービス「ATLAS-Things」の販売を開始すると発表した。
月額費用5万円から利用可能。導入することで、利用者は世界中どこからでも物流情報を照会することができるようになる。
サービスの特徴として、サプライチェーンモデルの階層構造(ISO1736x)に対応。RFID、バーコードは独自コード体系に加え、自動車業界(ISO)と流通業界(GS1)の国際標準規格に対応している。
また、RFIDリーダーやバーコードリーダーで読み取ったIDを、ATLAS-ThingsのサーバーにアップするためのAPIを公開しており、利用者は既存資産を有効に活用することができる。
そのほか、データエクスポート機能を利用し、連携するウィングアーク1st社のBIツール「MotionBoard」にインポートすることで、さまざまな分析が可能になる。
今後は企業・拠点間でパレットや通函など大量のリターナブル容器を利用している自動車会社や自動車関連会社、重工業、一般製造業を中心にサービスを展開していく。
■ATLAS-Thingsの概要
月額費用:5万円から(月間入出荷量に応じたボリューム別プランを用意)
初期費用:読取ポイント毎にAPIキー(5万円)が必要、エッジシステム(ハードウェア含む)は別途必要
UnaBiz/物流・サプライチェーン分野でAI位置情報サービス提供