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日通/大阪府寝屋川市に6.3万m2の西日本医薬品センターを着工

2019年06月28日/物流施設

日本通運は6月28日、新たな医薬品サプライネットワーク構築の核として新設する国内4拠点(東日本、西日本、富山、九州)のうち、6月3日に地鎮祭を行った九州医薬品センターに続き2拠点目の着工となる西日本医薬品センターを6月24日に着工したと発表した。

<拠点完成イメージ>

20190628nittsu41 - 日通/大阪府寝屋川市に6.3万m2の西日本医薬品センターを着工

日通が保有する国内の倉庫では、2017年1月に竣工したTokyo-C-NEXに次いで2番目の規模となる。

寝屋川市へ設置する西日本医薬品センターは、着工済みの九州医薬品センターとともに、西日本エリアへの供給拠点としての機能に加え、関西国際空港へのロケーション優位性を活かした原料、原薬の輸入や製品輸出など、国内外の医薬品サプライチェーンを見据えたグローバルレベルでの戦略的拠点として位置付けている。

西日本医薬品センターは、規範として日本版GDPガイドラインをクリア。安全・確実なオペレーションを確保するため、入荷エリア、保管エリア、出荷エリアを明確に区分し、入荷用と出荷用の専用EVをそれぞれ設置。入出荷作業の際の防虫管理とセキュリティのために、トラックドック、前室、大型エアシャワーを配置している。

また、定温、保冷の温度管理に加え、輸出入用の保税エリア、特殊医薬品エリアなどサプライチェーンのあらゆるニーズに対応。保管エリアは温度と湿度を総合監視でき、災害等に備えた、免震構造および非常用発電設備を設置している。

九州医薬品センターと西日本医薬品センターの建設開始に引き続き、10月(予定)には東日本(埼玉県久喜市)、その後、富山(富山市、時期未定)の医薬品センターも順次着工予定だ。

なお、日通は医薬品に関するGDPの日本への導入に伴う医薬品物流の変化に対応し、GDPに基づく品質管理に加え、医薬品供給のBCP対応やドライバー不足への対応を含め、医薬品物流の全体最適を実現する医薬品サプライネットワークを構築することとしている。

■センターの概要
住所:大阪府寝屋川市小路南町701番
敷地面積:3万2358.89m2
建築面積:1万7280.02m2
延床面積:6万3564.79m2
構造:鉄筋コンクリート+鉄骨造地上4階建
設備等:免震構造、非常用発電設備、防虫・セキュリティ設備 他
竣工予定:2020年10月末

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