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日本郵船/絶滅危惧種アカウミガメの生態を調査

2019年08月19日/CSR

日本郵船は8月16日、GPS機能付き送信機を用いて絶滅危惧種に分類されるアカウミガメの行動を追跡する取り組みを開始したと発表した。

<送信機を甲羅に装着する様子>

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<「はなちゃん」の動き>

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この取り組みは、NPO法人アースウォッチ・ジャパンと協働で実施している「紀州みなべのアカウミガメ調査」プログラムの一環。

調査したアカウミガメのうち、社内公募で名付けられた2頭のアカウミガメ「うみちゃん」、「はなちゃん」の甲羅にGPS機能付き「アルゴス送信機」を装着し、産卵期間中の沿岸域での行動に焦点を当て、追跡を開始した。

2頭の位置情報は、プロジェクトの主任研究者である日本ウミガメ協議会の松沢慶将会長の解説とともに社内ポータルサイトで共有し、グループ社員が海洋環境への興味関心を深めることに役立てている。

<集合写真>

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「紀州みなべのアカウミガメ調査」プログラムは、絶滅危惧種に分類されるアカウミガメの産卵地として本州最大規模を誇る和歌山県みなべ町で生涯産卵回数の算定など、アカウミガメの生態解明と保全への貢献を目的とし、2016年から開始しているもの。

4回目となる今年は、日本郵船のグループ社員と公募による参加者を合わせた総勢24名のボランティアが7月4日~6日、7月11日~13日の2チームに分かれて活動。夜間に浜辺をパトロールし、産卵のため上陸したアカウミガメの個体識別標識(タグ)の確認や装着の補佐、甲羅の長さ・幅の計測を行った。

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