横浜市港湾局は1月8日、横浜港の国際競争力をさらに強化すると発表した。
オリンピックイヤーとなる2020年は、クルーズ客船の一層の受入れ、臨海部の賑わいづくり、物流機能の強化、そして被災した港湾施設の早期復旧と防災力の向上を一体的に進めていくとしている。
<横浜港の物流機能強化>
このうち、物流機能の強化では、国際コンテナ戦略港湾・東日本最大の自動車取扱拠点として、ハード・ソフト両面の取組を進める。
まず、南本牧ふ頭MC-4とMC-3を合わせて我が国最大の大水深・高規格コンテナターミナル(水深 18m、延長 900m)が完成した。
また、2019年11月に埋立免許を取得した新本牧ふ頭では、本格的な埋立工事に着手した。本牧ふ頭の再編として、コンテナ船用岸壁の延伸、コンテナターミナルの拡張、ロジスティクス拠点の配置を行う。
さらに、大黒ふ頭における完成自動車取扱機能の強化のため、コンテナ船用岸壁の自動車専用船岸壁への転用や改良を実施。
横浜北西線の開通(2020年3月22日)により、横浜北線と一体となり、横浜港から東名高速までが直結し、物流機能がさらに効率化を図れた。
そして、東京2020オリンピック・パラリンピック期間中も首都圏の円滑な物流機能の確保を、官民一体となって推進していくとしている。
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