ヤマトグループ総研/物流の未来を変える、懸賞論文受賞作品発表

2020年06月15日 

ヤマトグループ総合研究所(ヤマト総研)は、2019年10月1日から2020年1月31日の期間で実施した、懸賞論文募集「第1回学術論文部門」「100周年記念アイデア部門」2部門の、最優秀賞、優秀賞、特別賞など全12作品の受賞作品を決定し発表した。

<コロナ渦を考慮し5月21日に、オンライン形式で表彰式>
コロナ渦を考慮し5月21日に、オンライン形式で表彰式

ヤマト総研では、物流を通じた社会課題の解決に向けて新たな知見を集め、持続可能な社会に貢献することを目指した、初の懸賞論文募集「第1回学術論文部門」「100周年記念アイデア部門」2部門の募集を行った。

その結果、学術論文部門が48件、アイデア部門が427件と多数の応募があり、その中から全12作品の受賞作品を決定し、5月21日に表彰式を行った。

応募作品は、気候変動や災害、地域格差によって生じる課題を物流の革新によって解決する、長期的に持続可能な社会を実現するための視点だけでなく、生鮮品販売が出来ずに深刻化している廃棄ロスのような喫緊の課題解決につながる提案や、生産者と消費者の想いをつなぐ提案が見られた。

第1回学術論文部門(テーマ:物流×社会課題×○○)の最優秀賞に選ばれたのは、新潟公務員法律専門学校行政論ゼミ 伊藤 詩音 伊部 亮太 髙橋 明日香(以下敬称略)による『商品(モノ)が語る「モノガタリ」が流通を変える―サスティナブルな市場経済を創る流通可視化の可能性―』。賞金50万円、賞品として記念品が贈られた。

内容は、「エシカル消費は人の心の根幹である道徳心に価値を見出した消費形態である。しかし、道徳的に正しい消費か簡単に知ることが出来ない。それが起きる場所が生活圏から離れているため、目にする機会がないからだ。流通経路を確認する場、生産者の思いを伝える場、消費者の思いを伝える場。そのような場があれば道徳的な消費は自然と広がる。この思いの乖離を結びつける流通の新しい形が出来たら、消費者たちの商品選択に劇的な変化をもたらすと考える」というもの。

優秀賞にはヤマトロジスティクスの加藤 隆広による、世界が驚く物流「MWRロジスティクス」—物流×労働力の不足×AI— と、共愛学園前橋国際大学 村山ゼミナール 岡美 紗子 藤井 陸 富山 実佐子による規格外農作物の廃棄問題とその解決策の提案 −仮想スーパーやおねこ実現に向けて− 。 審査員長 特別賞は野村総合研究所の日下 瑞貴、ヤマトホールディングスの金 度享によるPhysical Internetによる物流課題の解決 −Physical Internetの思想と目指すべき方向性について− が選ばれた。

100周年記念アイデア部門 (テーマ:物流のSEED(たね)) の最優秀賞には『自動運転技術を利用した駐車場における物流システムの提案 e-conect』 山本 魁が受賞した。その概要は、「自動運転技術を利用した駐車場における物流システム「e-conect」とは、IoT とスマートフォンによる物流の最適化を図った近未来の配達システムだ。運送企業が所持する専用の小型自動車が、自動運転により荷物を取引先の駐車場まで配送する parking to parking の関係性を有するものであり、循環を基調とした持続可能な物流システムである」。

<奨励賞・審査員会特別>
奨励賞・審査員会特別

ヤマト総研では、今回の様々なアイデアを参考に、業界はもとより様々なパートナーとともに社会課題解決に向けた取り組みを発展させていくとしている。また、2020年10月1日より第2回懸賞論文募集を「世界が驚く物流 ~物流×社会問題×〇〇~」の テーマで開始する予定だ。

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