日本郵船は11月4日、三菱商事と共同保有する新造LNG運搬船「Diamond Gas Metropolis」が韓国の現代三湖重工業で竣工したと発表した。
＜Diamond Gas Metropolis＞
Diamond Gas Metropolisは、シンガポールに本社を置く三菱商事の100％子会社Diamond Gas Internationalと約18年間にわたる長期定期用船契約を締結しているLNG運搬船。
日本郵船グループの船舶管理のもと、米国ルイジアナ州で日本郵船と三菱商事が共同参画するキャメロンLNGプロジェクトのLNG輸送などに従事する。
同船には、燃料油とボイルオフガス（航行中にカーゴタンク内で気化したLNG）を利用する二元燃料低速ディーゼル機関「X-DFエンジン」や、余剰ボイルオフガスを再度液化してカーゴタンクに戻すことが可能な再液化装置を搭載。
カーゴタンクは容量17万4000m3のメンブレン型で、優れた防熱性能をもつタンク方式を採用することで効率的で経済的な運航を実現している。
■Diamond Gas Metropolisの主要目
全長：297.00m
全幅：46.40m
総トン数：11万7564トン
主機関：X-DF
積載容量：17万4000m3
造船所：現代三湖重工業（韓国）
船籍：バハマ
