兵庫県は3月8日、ドローンが、積載率の低い非効率な輸配送や買い物弱者等の課題解決、住民サービスの向上に期待できることに着目して、大阪市立大学と兵庫県とが連携して多自然地域等でのドローンの利活用について検討を進めていると発表した。
猪名川町大島地区は、地区内に日常生活の核となる店舗がなく、身近な場所での買い物が困難な状態にある。加えて、急激に人口減少(20年間で約31%減)が進んでおり、将来、地区内での物流環境の維持が課題となることが想定されている。
そこで、地域内を流れる猪名川の河川上空を利用したドローン輸送による買い物や輸配送等の生活機能確保の可能性を検討するため、実証実験を実施することにしたもの。
あわせて、地元の猪名川町立大島小学校にて操縦体験も含むドローン授業を実施し、ドローン等の先端技術が支える未来の生活について小学生が考える機会を提供する。
■ドローン輸送実証実験調査
実施地区:猪名川町大島地区
日時:3月10日(水曜日)13時00分-14時00分※天候によっては延期する可能性あり
飛行ルート:猪名川町環境交流館(駐車場)
猪名川町立大島小学校(校庭)
(2地点間往復(約4km)の猪名川の河川上空)
積載物:ダミーの食料品や医薬品で実施
■使用する機体
名称:AEROBO(AS-MC03-T) エアロセンス
外形寸法:プロペラなし 517 x 517 x 450 mm
外形寸法ガード装着時: 943 x 943 x 450 mm
本体重量:2.63kg
最高速度:54km/h
飛行可能最大風速:12m/s 以下
最大搭載ペイロード重量:3Kg
最大使用可能時間:20分
NXHD/5月の国際航空貨物取扱実績、グローバル合計39.8%増