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日通総研/2021年4~6月見通し、2年半ぶりプラス浮上見込み

2021年05月06日/調査・統計

日通総合研究所は4月30日、企業物流短期動向調査(2021年3月調査)の調査結果の抜粋版を発表した。

<国内向け出荷量の実績と見通し>
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それによると、国内向け出荷量の動向では、1~3月実績(見込み)の「荷動き指数」はマイナス16。前期(2020年10~12
月)実績より24ポイント上昇した。

また、4~6月見通しの「荷動き指数」はプラス4。当期から 20ポイント上昇する見込み。

<荷動きの実績(見込み)と見通しの「荷動き指数」>
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<景気動向指数(CI;一致指数)と国内向け出荷量『荷動き指数』(実績)の推移>
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「荷動き指数」の推移では、2019年1~3月実績で17ポイント、4~6月実績でも7ポイントの大幅な低下となり、景気の悪化を示唆。7~9月実績で1ポイント戻すものの、10~12月実績では消費増税の影響により再び低下に向かい、2020年1~3月実績でさらに一段の低下。

4~6月実績では、コロナ・ショックの影響を大きく受け大幅に低下。リーマン・ショック後の2009年1~3月実績(△75)、4~6月実績(△69)に次ぐ低水準に。

7~9月実績で上昇に転換。10~12月実績、2021年1~3月実績ではさらに上昇。4~6月見通しではプラス4と、2年半ぶりにプラスへ浮上する見込み、としている。

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