商船三井は5月17日、伊藤忠商事、伊藤忠エネクス、Vopak Terminals Singapore、Pavilion Energy Singapore、Total Marine Fuelsと、シンガポールにおける舶用アンモニア燃料サプライチェーンの共同開発に関する覚書を締結したと発表した。
商船三井は、LNG燃料供給船の建造・保有の経験と知識を活用し、シンガポールにおけるLNG燃料供給事業の実績を有するパートナーと、アンモニア燃料供給船やFSU(浮体式貯蔵設備)等のオフショア施設の開発、シンガポールでのアンモニア燃料供給の安全ガイドラインの策定を進める。
商船三井は、2020年6月に発表した「環境ビジョン2.0」を2021年度上半期中にアップデートし、2050年までのネットゼロエミッション(温室効果ガス排出量実質ゼロ)実現を目指しており、独自の長期的な温室効果ガス削減ロードマップを策定し、LNGやアンモニア等の代替燃料船の導入等を進めている。