名村造船所は5月17日、帆を利用した風力による低燃費技術についてNSユナイテッド海運と共同研究を実施し、帆形状の最適化、帆の枚数、甲板下への格納方式、幅方向への展開について検討を行い、独自の方式として特許を出願したと発表した。
共同研究は18万3000DWTのばら積み船を対象としたもの。
独自方式の特長としては、風力によって推進力を得られない場合や荷役を行っている場合等に、帆を甲板下に格納可能な機構を有するほか、風力による推進力を最大限得るために帆を幅方向へ展開可能な機構を有する。
帆の形状については複数形状の帆を採用することで、規則で定められているブリッジからの視界を確保できるようにしている。
名村造船所/大型LPG・アンモニア運搬船 第2番船を引き渡し