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日本GLP/神奈川県相模原市で15.1万m2のBTS型物流施設を着工

2021年06月22日/物流施設

日本GLPは6月22日、神奈川県相模原市で延床面積が約15万1000m2の先進的物流施設「GLP ALFALINK 相模原 II」を着工したと発表した。

<「GLP ALFALINK 相模原 II」完成イメージ>
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<「GLP ALFALINK 相模原」全体配置図>
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「GLP ALFALINK 相模原 II」は、入居企業との間で一棟全体についての賃貸借契約を締結しており、BTS型物流施設として開発を進める。「GLP ALFALINK相模原 II」は2021年6月に着工、2022年11月に竣工予定。

入居企業は開発前から入居を決定していたが、入居企業同士の「共創」を通じて新たな価値創造を目指す「ALFALINK」のコンセプトに共感してもらえたことに加え、「GLP ALFALINK 相模原」プロジェクトの広大な敷地と15万m2を超える大規模な施設スペースを生かした効率性の高いオペレーションが期待できること、都心に近い立地の優位性、優れた雇用環境、そして同社の提案力と柔軟な対応力を評価されたもの。

施設面の特徴としては、高度なマテハン設備の導入をはじめとする倉庫の自動化への対応や、館内全館空調と倉庫内各階への大型シーリングファンの装備、カフェテリアの設置などによる従業員の就労環境の快適性向上を図る。

また、入居企業のニーズをくみ取り、最大で約570台を収容できる立体駐車場の併設を計画している。

さらに「GLP ALFALINK 相模原」の象徴となる共用棟「リング」へ直接アクセスできる接続ブリッジを設置し、セキュリティを担保しながらも共用棟内のさまざまなアメニティにもアクセスしやすい環境を整備する。

建物外観は「GLP ALFALINK 相模原」内の施設に共通するカラーとして、明るく清潔感のある白色を基調としている。また、相模原の内陸工業都市としての特性、里山という地理的特徴を反映し、内装には工業的な印象を与える鉄やコンクリートに合わせて里山を表現する植栽や木調
素材をインテリアに用いることで、居心地のいい空間を提供する。

BCP面では、地震対策としてプレストレストコンクリート免震構造の採用により安全性を確保し、高い事業継続性を確保。また、環境への取り組みとしては、屋上への太陽光発電パネルの設置を計画するとともに、浄化した井水を利用するなど、CO2排出削減を目指し環境への負荷を軽減する。

日本GLPの帖佐 義之社長は、「『GLP ALFALINK 相模原 II』の着工により、我々が関東、関西で積極的に開発している『ALFALINK』シリーズの第1弾である『GLP ALFALINK 相模原』プロジェクトが完成に大きく近づく運びとなった。その立地の良さや、広大なスペースから生まれる共創の機会、そして我々のこれまでの実績を評価いただき、この度、入居企業に『GLP ALFALINK 相模原 II』の専用施設としての利用を決定いただいた。今後、『GLP ALFALINK 相模原』で創造される新たな価値や環境を通じて、入居企業のビジネスのさらなる拡大と成長をサポートできることを嬉しく思う。日本 GLP はこれからも、カスタマーのニーズに合わせた最適な物流オペレーションを可能にする施設を提供すると同時に、地域の人々や地域コミュニティとの共生を実現して豊かな生活・環境づくりを支援するまちづくりを推進していく」と述べている。

■施設概要
施設名:「GLP ALFALINK 相模原 II」
所在地:神奈川県相模原市中央区田名字白雨台
敷地面積:約7万m2
延床面積:約15万1000m2
構造:地上5階建て、PC 免震構造、一部S造
着工:2021年6月
竣工:2022年11月(予定)
認証取得:LEED 認証(予定)

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