シーネットは6月28日、ギオンの群馬ステーションにおいて、クラウド型倉庫管理システム ci.Himalayas/WMSとAI-OCR搭載サービス@YOMUを導入し、同時稼働したと発表した。
今回、部品メーカーからの引き取り・保管・仕分け・納品業務まで数多くの在庫管理を効率的に行える環境を構築するため、WMSの導入を決定。WMSを活用するためには、荷主システムから、紙で出力されている受注一覧表をCSV形式で取込むのが効果的だったため、シーネットでは、紙をデータ化・テキスト化できる AI-OCR@YOMU とWMSを連携したシステムを構築した。
これにより、入出庫予定データ作成にかかっていた手入力作業が不要となり作業時間を半日から15分へ短縮、また出荷ミスの軽減による作業精度向上を実現した。
ギオン群馬ステーションは、取扱い増加により、業務の集約と拡張をするため2017年に新設された物流センター。主に、自動車工業部品全般を取り扱う北関東のデポ倉庫として、納入不具合をなくし顧客に信頼される倉庫管理を目指していた。
ギオンは、国内65拠点以上を展開する総合物流企業として、物の管理、仕分け、配送という「動脈物流」のみではなく、回収、リサイクル等という「静脈物流」にも目を向けている。シーネットのWMSを導入するのは、今回で2拠点目となり、今後は他ステーションにおいても、一元管理や作業平準化を目指し、システムの横展開を検討している。
シーネットでは、今後もギオンが目指す理想の物流をサポートすべく、WMSと@YOMUの安定稼働を通じ、継続的に提案を行っていく計画だ。
シーネット/物流KPI分析に特化したアプリケーションをリリース