北王流通は8月11日、グループ会社の北王デリバリーを通じて、上野・新宿・渋谷の都内3か所に食品配送専門の「都心デポ」を開設したと発表した。
都心デポの開設は、「食品物流コールドチェーンプラットフォーマー」を目指す同社による挑戦の一環。
デポを都心部に集中して設置することで配送時の集荷距離を短縮し、顧客の都心部出店における業務拡大に即応できる機動力を確保する。
デポについては、2021年中に5拠点、2022年中に20拠点まで拡大を予定しており、今後は都内や神奈川県の繁華街や駅前を中心に設置していく計画だ。
また、同社では納品の無人対応やICタグによる納品先の鍵管理、Webカメラによる遠隔トラブル対応等も進めている。都心デポの設置にこれらの取り組みが加わることで、従来の労働力のまま単発配送や少量配送への対応など、低価格で高品質なサービス提供を実現する。