東洋メビウスは12月日、静岡県富士市の富士川物流センターで新開発ケースピッキングロボットの稼働を開始したと発表した。
従来手作業で実施していた飲料製品のパレット to パレットケースピッキング作業をホクショーと共同開発した新ハンドを搭載した4軸ロボット×3Dビジョンカメラ(川崎重工業製)によりこの作業の自動化を達成したもの。
これにより手積み作業の効率化と省力化が向上し、人手不足解消にも繋がることになった。
物流業界は、近年ニーズの拡大に対し、人手不足であり、そのような労働環境下でも顧客へ安定的かつ継続的な高品質物流サービスを提供するため、同社は積極的なマテハン導入を進めている。
新開発のケースピッキングロボットは新開発「2面吸着ハンド」を搭載。ラップラウンドケース飲料(最大15kg/ケース)でも安定的かつ高速搬送(600 ケース/時以上)が可能となった。
また、自由度の高いパレタイズシステムとして、1 ケース単位での数量指定・積み付け場所指定、各種サイズが違うパレットからパレットへの積み替えも可能だ。
タッチパネル方式モバイルタブレットの採用で、作業入力・稼働状況がロボット設置場所から離れた場所でもモニタリング可能、さらに、衝突防止センサー他各種安全装置を装備している。
Gaussy/アダストリアの物流拠点でAMRによる搬送自動化実証実験