東洋メビウスは2月1日、新物流倉庫である熊谷物流センター（埼玉県熊谷市）を、2023年4月から営業開始すると発表した。
＜熊谷物流センター完成予想図＞
熊谷物流センターは、延床面積約2万2000m2、約1万5000パレット（1440×1100mmサイズ）が保管可能な大型倉庫となる。東洋メビウスは、熊谷物流センターを、「環境配慮」、「お得意先へのサービス向上」、物流基盤の構築にともなう「ホワイト物流の推進」の3つを実現するための次世代倉庫のモデルケースと位置づけ、持続可能な物流の実現に取り組む。
具体的には、太陽光発電システムの設置、高密度保管システムの採用、トラック予約受付システムの導入により省人・省力・省エネ化に積極的に取り組む。また、茶殻をアップサイクルした「茶殻配合防音パネル」採用など、環境に配慮した次世代倉庫を目指す。
＜太陽光パネル＞
＜茶殻配合防音パネル（伊藤園）＞
熊谷物流センターが位置する埼玉県北部近隣には、酒類・清涼飲料充填工場が多く、従来から飲料容器を中心に365日24時間フルタイムでデリバリー対応を行っている。
同社は、同センターについて「生産拠点と得意先群を繋ぐハブ倉庫として、より柔軟性の高い対応で製品を届けるとともに、これまで容器物流で培ったノウハウを活かし、衛生管理の行き届いた保管環境を提供することで、製品の安全と品質を守る」考えだ。
■施設概要
所在地：埼玉県熊谷市妻沼西二丁目（妻沼西部工業団地内）
敷地面積：1万7800m2（5400坪）
延床面積：2万2000m2（6700坪）
倉庫仕様：平置き倉庫棟3階層
梁下有効高7.5m 床荷重1.5t／m2
格納量 7000パレット（1440×1100mmサイズ）
出荷バース4か所
高密度倉庫棟2階層（2階事務所エリア）
高密度保管システム ラック6段積み
格納量 8000パレット（1440×1100mmサイズ）
出荷バース6ケ所
施設仕様：物流倉庫（平置棟＋高密度倉庫棟：高密度保管ラック）
全館LED照明、垂直搬送機2基、荷物用EV1基
除湿器、空調機、大型ファン
着工：2022年4月
完成：2023年2月末
設計・施工：清水建設
