東京海上日動火災保険は12月24日、運送事業者向けに置き配専用のオールリスク保険の販売を開始したと発表した。
同保険は、東京海上日動火災保険の運送保険(ロジスティクスミニ保険)をカスタマイズしたもの。
荷物の受取完了まで、盗難や水濡れ、破損といった全てのリスクの事故を対象に、運送業者ごとに事前に設定した1荷物あたりの限度額まで実費を補償する。なお、紛失は対象外。事故が配送中なのか置き配中なのかなど、どのタイミングでの事故か不明なケースについても保険の対象となる。
置き配の場所については、置き配ボックスのほかに、玄関前やポスト、ドアノブ、自転車かご、物置など、さまざまな場所への置き配に対応。保険料は、保険契約時に1年間の置き配見込み個数に基づいて暫定保険料を徴収し、期末に確定置き配個数に基づいて精算する。
東京海上日動火災保険は、同保険を通じて再配達率の抑制を支援していく方針で、今後は温度管理貨物の置き配保険も検討するとしている。
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