ANAホールディングスが2月1日に発表した2022年3月期第3四半期決算によると、貨物収入は国際線が2377億円(前年同期比134.0%増)、国内線が187億円(22.5%増)となった。
国際線貨物では、経済の回復による貨物需要の活発化に加え、海上輸送の混雑に伴う航空へのシフト等により、引き続き航空貨物需要が好調に推移した。
旺盛な需要を背景に、10月から成田=香港線と成田=台北線、11月から成田=青島線に大型貨物専用機ボーイング777F型機を就航させるなど、貨物専用機を最大限活用したことに加え、旅客機を使用した貨物専用便を機動的に設定したことなどにより、自動車部品や半導体・電子機器、ワクチン等の医薬品を積極的に取り込んだ結果、輸送重量は前年同期比で大幅増、収入は過去最高となった。
ANAHD 決算/4~6月の貨物収入、国際線13.1%増、国内線2.9%増