日本郵便は5月16日、ウクライナ情勢の影響を受けて、運送途上にあったロシア等宛ての船便扱いとする国際郵便物を、5月下旬以降に順次、日本へ返送すると発表した。
返送の対象には、ロシアを経由して運送されるウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ベラルーシ宛ての船便郵便物も含まれる。
ロシア等宛ての郵便物については、アジア地域の港を経由してロシアへ運送しているが、新型コロナウイルスの世界的蔓延によって送達手段が確保できなくなったことを理由に、2022年1月27日から引受けを停止している。
2021年11月~2022年1月頃までに引受けて運送途上にあった郵便物については、運送の再開に向けて経由港などで保管していたが、今回、ウクライナ情勢の影響で送達手段の確保に見通しが立たないことから、 5月下旬以降、順次、日本に返送することとした。返送する郵便物は小包が2万個で、手紙やはがきについては数を確認できていない。
今後返送される郵便物は、日本に到着後、差出人の住所を受け持つ郵便局から返送するとしている。