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フェデックス/新型貨物セスナ機の初号機を受領

2022年05月18日/IT・機器

米国Textron Aviation(テキストロン・アビエーション)は5月17日、フェデックス・エクスプレス社に双発汎用ターボプロップ機「セスナ・スカイクーリエ」を初納入したと発表した。

<セスナ・スカイクーリエ>
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セスナ・スカイクーリエは、テキストロン・アビエーションが設計・製造する新型セスナ機で、3月に米国連邦航空局(FAA)から型式証明を取得。多くの積載物を運びながらも機体の性能を高めるように設計されており、最大巡航速度は200ノット以上、最大航続距離は900海里、積載能力は6000ポンドとなっている。

フェデックス・エクスプレスは、設計・エンジニアリングチームのメンバーをテキストロン・アビエーションのカスタマー・アドバイザリーボードに派遣し、同機体の設計、機能、整備性の形成に貢献。また、ローンチカスタマーとして50機の貨物仕様機についてオプション購入できる権利を有している。

セスナ・スカイクーリエについて、フェデックス・エクスプレス社のスコット・ストルミンガー上級副社長兼航空部門CEOは「この航空機によって、大型機を運航できない中小マーケットにもより良いサービスを提供できるようになる。スカイクーリエはより多くのコンテナ貨物やパレット貨物の輸送が可能で、当社の効率を高める」とコメント。

また、テキストロン・アビエーションのロン・ドレイパー社長兼CEOは「フェデックスとは1980年代半ばに最初のセスナ機を納入して以来、40年にわたり協業関係を築いてきた。この機体は業界標準の梱包済み貨物コンテナを搭載できるよう設計されており、フェデックスの顧客サービスの効率化に貢献できる。他の多くの航空貨物、旅客、特殊任務の事業者に対しても、新しいセスナ・スカイクーリエが市場にもたらす低運用コストと比類ない輸送力の組み合わせにより貢献できると確信している」と述べた。

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