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NEXCO東日本/ドローンの自動衝突回避システムの実証実験

2022年06月03日/IT・機器

NEXCO東日本とFaroStarは6月3日、福島県南相馬市のセデッテかしまの東側に位置する森林において、南相馬市の協力の下、ドローンの自動衝突回避システムの実証実験を行ったと発表した。

<自動飛行中(右側奥)のドローンが別のドローン(左側手前)を衝突回避する様子>
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<衝突実験上空からの写真 奥が常磐自動車道と隣接するセデッテかしま>
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この実証実験は、将来の無人航空機やドローンの活用を視野に、これらの機体の安全な飛行の確保を目的としている。

なお、この実証実験は、2021年9月より募集を開始していたアクセラレータープログラム『ドラぷらイノベーションラボ』において採択された企業との実証実験となる。

実施内容は、ACSL製(国産)の実機ドローンに、FaroStarが開発した衝突防止自動管制技術AURORA(オーロラ)を搭載。自動飛行中の実機ドローンに、別のドローンを近づけ、自動で衝突を回避できるかを検証したもの。4回の衝突実験(高度30m~50m、延長700mの飛行経路)すべてにおいて衝突回避を確認した。

衝突防止自動管制技術は、航空機やドローンの飛行情報を取得し、そのデータを基に飛行体同士が衝突する可能性を検知すると、「空飛ぶクルマ」を模擬したドローンに回避可能なWP(ウェイポイント)を指定して自動回避させ、衝突を回避できたと判定すると次のWPに誘導する技術。

<ACSL製 PF2>
20220603nexcoe3 - NEXCO東日本/ドローンの自動衝突回避システムの実証実験

■概要
実験日:5月18日、19日
実験場所:セデッテかしま東側森林(南相馬鹿島SA付近)
実施目的:将来の無人航空機やドローンの活用を視野に、これらの機体の安全な飛行の確保を目的としている。

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