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海上コンテナ輸送/中国発が回復、アジア発米国向け25か月連続増

2022年08月17日/調査・統計

デカルト・データマインは8月12日、アジア発米国向け(往航)7月分と、米国発アジア向け(復航)6月分のコンテナ輸送量実績データを発表した。

<アジア10か国・地域発米国向けコンテナ輸送 月次トレンド比較 7月>
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<国・地域ごとのコンテナ輸送量>
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それによると、7月のアジア主要10か国・地域発米国向け(往航・母船積み地ベース)は単月過去最多の178万5526TEU(前年同月比4.4%増)で、25か月連続のプラスとなった。

ベトナム、台湾、シンガポールが減少するも、中国発の回復や韓国とインドの2桁増が全体を押し上げた。

<米国向け中国主要港別取扱量変化>
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中国発の動きを見ると、上海港、塩田港、青島港の3港がプラスとなり、上位5港合計も11.4%増と前年同月を上回った。

<コンテナ輸送量の上位品目>
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品目別の輸送量では、上位10品目で1位の家具類と7位の鉄鋼製品を除く8品目がプラスとなり、10品目合計も前年同月比で2.3%増となった。

<米国発アジア10か国・地域向けコンテナ輸送 月次トレンド比較 6月>
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<国・地域ごとのコンテナ輸送量>
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一方、米国発アジア主要10か国・地域向け(復航・最終仕向地ベース)の6月分は、45万1411TEU(0.6%減)だった。日本、韓国、インド、台湾向けが増加したものの、中国向けやベトナム、タイ向けなどが減少し、12か月連続のマイナスとなった。

<コンテナ輸送量の上位品目>
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上位10品目の輸送量を見ると、3位のプラスチック、6位の綿類、9位のアルミスクラップを除く7品目が前年同月比でマイナスだった。

■レポートの分析担当・問い合わせ先
Datamyne Japan 南石 正和
Email:mnanseki@datamyne.jp
Tel:090-5868-8377
URL:https://www.datamyne.com/

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