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日新/4~9月の売上高25.2%増、営業利益113.0%増

2022年11月07日/決算

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日新が11月7日に発表した2022年3月期第2四半期決算によると、売上高1075億5700万円(前年同期比25.2%増)、営業利益76億7500万円(113.0%増)、経常利益82億7700万円(90.5%増)、親会社に帰属する四半期純利益58億5200万円(147.6%増)となった。

同期は、海上、航空貨物の輸送需要が総じて堅調に推移したほか、旅行事業では業務渡航等の取り扱いの回復基調が継続し、増収増益となった。

物流事業の売上高は1044億9000万円(24.2%増)、営業利益は73億3500万円(90.6%増)。

日本では、航空輸出で機械や電子関連貨物の取り扱いが堅調に推移したが、スポット案件の需要は徐々に減少傾向となった。輸入では、自動車関連貨物や食品等の取り扱いが収益に貢献した。海上輸出では、機械設備や化学品の取り扱いが堅調に推移し、輸入は食品や雑貨等の取り扱いが好調だった。

アジアでは、タイで自動車関連貨物の取り扱いが海上・航空ともに好調に推移した。ベトナムでは、電子部品等の航空輸出取り扱いが好調に推移し、海上輸出では日本向け雑貨等の取り扱いが増加した。インドでは、二輪車の取り扱いが順調に推移し、自動車関連貨物の航空輸出の取り扱いが増加した。

中国では、香港での航空輸出で日本向け自動車関連貨物の取り扱いや、海上輸出では北米向け家電製品の取り扱いが好調に推移した。上海では、家電製品や消費財の倉庫業務取り扱いが堅調に推移した。常熟では、鉄道輸送を利用した欧州向け貨物の取り扱いが収益に貢献した。

米州では、米国での港湾混雑等に伴う国内代替輸送の取り扱いが徐々に減少傾向となったが、倉庫保管業務が堅調
に推移し、食品関連貨物の輸出についても好調な取り扱いとなった。また、カナダ~米国間のクロスボーダー輸送が収益に寄与した。

欧州では、ドイツで家電製品の取り扱いが堅調に推移したことに加え、ポーランドでの倉庫業務、フランスの海上輸入業務の取り扱いが好調に推移した。欧州全体では第2四半期に入り荷動きが鈍化し、低調な取り扱いとなった。

通期は、売上高2100億円(9.0%増)、営業利益130億円(42.9%増)、経常利益140億円(42.0%増)、親会社に帰属する当期純利益98億円(53.9%増)を見込んでいる。

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