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名鉄運輸/サントリーとバイオ燃料を使用したトラック輸送開始

2022年11月10日/3PL・物流企業

名鉄運輸は11月7日、サントリーホールディングスと共同で、軽油と代替可能な生物(バイオ)由来の非可食油を原料に精製されたリニューアブル燃料(再生可能資源由来の燃料)を使用したトラック輸送を開始したと発表した。

<使用するトラック>
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11月1日~12月23日にかけて、愛知県のサントリー配送センターから岐阜県内の得意先への配送で使用し、燃費の比較やトラック車両への影響の有無、日常点検として燃料キャップやホースからの燃料漏れの有無、軽油と比較して運転中のエンジンのかかり具合や走行中の馬力、異音の有無などを検証する。

名鉄運輸では、2030年までの長期ビジョン「Koguma Sustainable 2030」で、トラック輸送時に排出されるCO2の削減を目標に掲げており、これまでモーダルシフトやEVトラックの導入などに取り組んできた。

今回、サントリーホールディングスから、既存の車両や給油関連施設をそのまま使用でき、石油由来の軽油使用時と比較してCO2排出量の削減に効果が期待できるリニューアブル燃料をトラック燃料として使用する輸送について声掛けを受け、その有用性を検証することで持続可能な社会の実現に貢献できるものとして協力する運びとなった。

今回使用するリニューアブル燃料は、従来の軽油を燃料とする設備・機器で代替燃焼が可能で、軽油と同等に使用できる。原材料は廃食用油、廃動物油、植物油など大半が食品競合しない非可食性で、従来の石油由来の軽油と比べ、CO2排出量を約90%削減する効果が見込める。

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